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映画版 空飛ぶタイヤ レビュー

こんにちは、管理人のつゆきです

今回は年末年始のやりたいことリスト記事でお伝えしたとおり、長期休みを利用してみた映画のレビューをしたいと思います

ネタバレありのレビューのため、ネタバレが嫌な人はUターン推奨です

つゆき

ちなみに前情報なしでアマプラで視聴しました

空飛ぶタイヤ レビュー

あらすじ

評価 :4/5。

ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)に再調査を要求。同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始する。それぞれが突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”―。果たしてそれは事故なのか、事件なのか。

Amazon prime video 空飛ぶタイヤあらすじ引用

レビュー

開始2分でタイトル回収。

タイヤが脱輪し、空を舞ったタイヤが歩道を歩く母子の母に当たるところからスタートします。

内容を知らずに見ていましたし、パッケージも空が背景で爽やかなイメージだったので

中小企業VS大企業のリコール隠しを題材とした作品とはびっくり。

あらすじぐらい読んでから見なよ

つゆき

アマプラでおススメに出てきてそのまま見ちゃった

重たい題材ながら2時間という枠組みの中に収めるためにサクサクとした展開で

途中で途切れることなく最後まで見ることができました。

主人公は長瀬君演じる赤松運送の2代目社長なのですが、そのほかにも違う立場の人々がホープ自動車のリコール隠しを各々暴こうとするのは群像劇のようでしたね

半沢直樹を見てから、こういう題材の映画やドラマを見るようになりましたが、やはり勧善懲悪はシンプルで良い!悪人もわかりやすいぐらいシンプルに嫌な奴だったので、最後警察に問い詰められるシーンでスカッとしました。

中小企業が大企業の悪事を暴くという、ある意味王道ストーリーでした

車は興味がなくて整備のお話はさっぱりでしたが、事故後の赤松運送さんと銀行との資金繰りの話はリアルだと思いました。中小企業は貯えもあまりないでしょうし、運送会社は固定費も多いでしょうから銀行からの融資がダメだと本当にきついと思います

銀行の融資がダメになった時点で半沢直樹の話が頭に浮かんだよ

見ていて思ったのは、この作品は一世代前の男性向けだと感じたこと。

赤松運送会社の社員が社長について行き一致団結して大企業ホープ自動車に立ち向かう姿や、リコールを追求しようとするホープ自動車の課長(ディーンフジオカ)やジャーナリスト(小池栄子)なども会社に所属している会社員としての立場を強調する場面がありました。

独身・中小企業で働いている私としてはそんなことが会社で起こったら転職活動始めちゃう!と思ってしまいました。

つゆき

仕事辞めても自分一人の生活をどうにかすればいいので身軽に動けるからね

私はそんな薄情なことを思いますが、赤松運送社員の愛社精神は素晴らしいですね

だがしかし、愛社精神については正直私よりも上の世代に受ける題材なのではと思ってしまいました。

あとは、二時間という枠組みのため各登場人物の掘り下げが短いのが残念。登場人物たちに共感がわかなかったのはそういう点もあるのかもしれません。

ただ、大企業って本当にこんな不正が多いのかなぁって思っちゃいましたね。

就職してこの方中小企業でしか働いたことがないのですが、人間関係の構築が後々出世にまで響き、不正を働いている部署に配属されたら性根が腐りそう。。。

大企業で長年働くのも大変だね

どんな人におススメ

会社員(特に男性)

スカッとしたい人

重たい社会派映画を探している人

池井戸潤さんの作品が好きな人

つゆき

映画見終わってから知ったのだけど半沢直樹書いた人と同じ人が原作者様なのですね(汗

遅っ!!

空飛ぶタイヤは仲村トオル主演のドラマ版もあるから、各登場人物の掘り下げがしっかりしてる方がよければそちらもおススメです

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