こんにちは。投資をはじめて8年目、先日投資運用額が3000万突破した記事を書いたばかりですが、
今日はちょっと視点を変えて、「投資をしない」という選択について考えてみたいと思います。

最初にお伝えしたいのは、「投資をしない」という選択も、“円にすべてを預けている”という一種の投資判断なんです。しかもそのリスクは、意外と大きいかもしれません。
円は本当に「安全」なの?
日本に住んでいて、日本円を使う毎日。
慣れ親しんだ通貨だからこそ、なんとなく「円は安全」と思ってしまいがちです。
でも実際には、円の価値も日々変動しています。
たとえば、昔は100円で買えたお菓子が、今は120円になっていたり。これは「インフレ」で、お金の価値が下がっていることを意味します。
さらに、円の価値は世界の中で見ると下がり続けている傾向もあります。これをよりリアルに感じるのが「ドル円」の為替相場です。

親に投資の話をすると「投資=危ない、貯金=安全」と言われるから、話が合わな過ぎて、親に投資の話はほとんどしなくなりました



昔は銀行の利回りが良かったから、預けてるだけでお金が増えていた時代もあったけれど、今は預けても数円しか返ってこないから増えることはほとんどないね
近年のドル円5年チャートを見ると…


こちらはドル円の直近5年チャートです。
2020年頃までは1ドル=110円前後だったものが、今では1ドル=150円を超える水準で推移しています。つまり、円の価値が大きく下がったということになります。
円の価値と物の値上がりの関係
さきほどもチラリとお話しましたが、たとえば、お小遣い100円で買えていたお菓子が、数年後には120円になっていたら?
同じ100円でも買える量が減ってしまう…これが「インフレ」です。
さらに、海外の商品も円安で値上がりします。
- 1ドル=100円のとき → 100ドルの商品は10,000円
- 1ドル=150円のとき → 同じ商品が15,000円
つまり、円の価値が下がると、輸入品やエネルギー価格も上がり、生活費がジワジワと重くなるんです。
投資をしない=円に全額ベットするということ
「投資は怖いからやらない」という声は多いですが、それはつまり、円という通貨に100%依存している状態。
仮に1ドル=160円、170円と円安が進めば、円の価値はさらに目減りする可能性もあります。
何もしない選択が、実は「リスクを見落としているだけ」になってしまっているかもしれません。
私が「円以外」にもお金を動かした理由
私も、最初は投資に対して不安がありました。
でも2017年にビットコインを買ったのをきっかけに、少しずつ投資に慣れてきました。
今では仮想通貨だけでなく、高配当株や投資信託も組み合わせて、円以外の資産にも分散しています。
分散の目的は、「大きく増やすこと」ではなく、「ひとつに頼りすぎないため」です。



正直、ここまで円が安くなるとは思っていませんでした。
昔の自分が「1ドル=110円台のときにドルを少しでも買っておけばよかった」と思うことは何度もあります。
でも、そうした後悔があるからこそ、次は行動しようと思えるようになったのかもしれません。
まとめ|「投資しない」も実はひとつのリスク
- 円は日々価値が変わっていて、ここ数年で大きく下落している
- インフレや円安で、100円の“力”は確実に弱くなっている
- 投資しないという選択は、「円に全額預ける」という投資と同じ
- 少額でも、円以外の資産に触れておくことで、視野が広がる
投資は、必ずしも「増やすこと」だけが目的ではなく、「守るため」にも必要だと、私は最近よく感じています。
今できる範囲で、少しずつ。
それが未来の自分の安心につながっていくはずです!



今後ドル円がどのような流れになるかは断言できませんが、私は110円代になることはないと思っているので、積極的に円でドル資産を購入しています。現金が不足したら売却しようと思っています
コメント