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MMM株価調整の背後にある3つの要素:訴訟リスク、スピンオフ、業績悪化

最近私の持ち株の一つであるMMM(スリーエム)が晴れて含み損30%を突破しました(笑

ここ最近ずーっと右肩下がりのMMM、NYダウ工業株30種平均指数にも選ばれており

かつ連続増配64年目と高配当株投資家としては


なーんで株価が下がっているのか不思議でしたが調べてみると色々問題抱えていたようですね

今回は調べてみた内容をまとめてみましたので、興味のある方はご覧いただければ幸いです

訴訟リスク

実は、MMMはフッ素化合物(PFAS)の汚染責任と退役軍人による同社製耳栓の訴訟リスクを抱えており、

これらの法的問題が株価に大きな影響を与えています。

特に、退役軍人や現役の軍人らから耳栓を巡る訴訟が相次いでおり、これまでに16件のうち10件の裁判で原告が勝訴し合計で約2億6,500万ドルの賠償金支払いが命じられています。

つゆき

どんな訴訟かと言うと戦闘用の耳栓の欠陥のせいで難聴になった、
という訴えらしいです

この問題に対してMMMは被害者救済のための基金に10億ドルを拠出するとともに、必要なら追加の資金を拠出すると約束しています。アナリストによると70億とも言われています・・・

しかし訴訟リスクが解決されるまで株価には圧力がかかり続けることが予想されます

そのため、わたしたち投資家はMMMの法的問題に注目し適切な投資判断を行う必要がありそうですね

スピンオフ

MMMは、ヘルスケア事業をスピンオフして上場する計画を発表しています。

このヘルスケア事業は創傷ケアや口腔ケアの製品などを手がけており、

昨年のMMMの売上高に占める比率が約25%を占めています。

つゆき

ちなみに創傷ケアとはすり傷やヤケドなどの急性の傷をいかに早くきれいに治すか、なかなか治らない慢性的な傷をいかにして治癒させるのかということを専門的に行うことを指します。恥ずかしながら今回こういうケアがあることを初めて知りました

スピンオフは来年末までに完了する見通しで、MMMは引き続き19.9%の株式を保有する予定です。

スピンオフは企業の事業構造を効率化し事業価値を最大化することを目的としていますが、

その過程で新たなリスクが生じることもあります。

例えばスピンオフされた企業が予想以上に業績が悪化した場合は株価に悪影響が及ぶことも考えられます。

またMMMがスピンオフ後も19.9%の株式を保有するため、今後のMMMとスピンオフ企業との関係性も注目されるポイントですね。

これにより、株価にどのような影響が及ぶか予測が難しくなります。

そんな訳でリスク回避する人が多いんですよね、チャートも下がるわけです。

つゆき

スピンオフは私も数年前にファイザーでやられましたわ

業績悪化

チャートが下がる要因はシンプルに業績が悪かったことも一因だと思われます

MMMの直近の業績は4Q決算で売上高が前年同期比6.2%減の80.8億ドル、

純利益が前年同期比59.6%減の5.4億ドルと、減収減益を記録しました。

この業績悪化は同社の株価に悪影響を与えていると推察されます

さらに当会計年度の累積業績も減収減益で、売上高が前期比3.2%減の342億ドル、

純利益が前期比2.4%減の57.8億ドルとなっています。

このような業績悪化の背景には、

コストの増額が影響しているようで対応策として製造部門2500人の人員削減計画が発表されています。

これ、自分が人員削減計画だとしたらショッキングなニュースですよね
最近はどの業界も材料費がバカみたいに上がっていますからスリーエムのような製造業はモロ直撃くらったみたいな感じなんですかね

まとめ

MMM株価の調整には、訴訟リスク、スピンオフ、業績悪化の3つの要素が大きく影響しています。

これらの要素が解決されることで、株価は再び上昇する可能性がありますがそれまでの間は、

投資家は注意深く市場動向を分析し適切な投資判断を行うことが重要です

つゆき

ちなみに私は過去の増配記録を信じて、売却予定はありません。
むしろ今月はMMMのRSIが30代になったので
新しく購入しようか悩んでます

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